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音楽と地域、そして人とのご縁をつなぐ

まちのね合同会社の歩み


音楽から離れた私が、再び「音」と向き合うまで

ある交通事故をきっかけに、私は長年向き合ってきた音楽の道を離れることになりました。
左側からの音が聞き取りづらくなり、音楽活動の継続を一度あきらめたのです。

2015年、日本に帰国してからは補聴器メーカーに所属し、地域包括支援センターなどで「難聴と認知症」に関するセミナー講師を務めるようになりました。
そこで直面したのは、“聞こえない”ことが人の社会的なつながりを断ち、認知機能にも深く影響するという現実でした。

音が聞こえにくくなることで、人との会話が億劫になり、外出が減り、自信をなくしてしまう——。
「音」と「人との関係」には、思っていた以上に大きなつながりがあったのです。


音楽を、もう一度。

こいねこという、新しい音楽のかたち

この経験から、もう一度“音”とともに生きたいと思いました。
ただ舞台で歌うのではなく、人と寄り添い、地域の中で音楽を分かち合うことを目指して——。

私は音楽グループ「こいねこ」を結成しました。
高齢者施設や学校、地域イベントでの演奏を通じて、「聴くだけ」ではなく「一緒に歌う」「一緒に感じる」音楽を届けています。

音楽には、人の心を動かす力があります。
そして、人と人の距離を縮める力もあります。


まちと人を、もっとつなげたい。

そして生まれた「まちのね合同会社」

こいねこの活動を続ける中で、「音楽だけではなく、地域の魅力や課題をもっと多くの人につなげられたら」と思うようになりました。

そんな想いから、私はまちのね合同会社を立ち上げました。
私たちは、以下のような活動を通して「人と地域をつなぐこと」を目指しています。

  • 地域情報プラットフォーム「まいぷれ(東村山・小平・東大和)」の運営
  • 音楽グループ「こいねこ」の地域コンサート
  • 補聴器を通じた「聴こえ」のサポート
  • 日中通訳による国際的なコミュニケーション支援

それぞれの事業の背景にあるのは、

「声が届くようにしたい」

「つながりをもっと深めたい」

という一貫した想いです。


私たちの理念

地域と人の縁をつなぎ、新たな価値を創出する。

音楽の世界から地域社会へと活動の場を広げながら、
私たちは「聞こえること」「話せること」「伝えられること」の大切さを、
あらゆる形で届けていきます。

音楽から始まったこの歩みは、これからも人とまちをつなぎながら続いていきます。

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